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Life Without A Prescription - 処方箋無しの人生

待ち惚けたら偶然。。。



もう結構前の話しなんですが、ちょっとビックリする事が起きました。

友達とお茶をする約束が有って、あるカフェの前で待ち合わせ。

普段時間に間に合わない僕が、この日は偶々「時間通りに着いた」、
それこそピックリだと思いますが、それだけでは無いんです。。。




待ち合わせの3時20分に到着した僕。

Florenceの姿が見当たらなかったので、隣の家具屋さんへ。
中々可愛い物が一杯。 実用性が無いけど。。。

一つ特に目を惹かれたのが、ランプの3点セット。
スタンドは白く塗られた木の枝で出来ていて、傘は白いベースの生地に
山羊の毛が施された物。 3つとも高さはまちまち。 

気に成るお値段は、3つで1600フランだって。約13万円ちょっと? 
相変わらずスイス的なお値段で御座います040.gif
作りこんなに雑なのにね〜。 パッと見かわいいけど。
冷や汗を脱ぐって退却。

とくかく。。。 カフェの前で再び待つ僕。

10分待った所で電話。 繋がらない。。。 まだ仕事中?

キョロキョロしてると向こう側からやってくる男の人と目が合う。

人運が悪い僕は、『また変な奴に絡まれるのは御免だ』と思い
手に持っていた携帯に視線を落とした。

が、僕の目の前でその男は立ち止まった。

"I know you from somewhere..."と、男は言うと

僕の顔を凝視。

僕が言葉に詰まっていると、そんな事もおかまい無しにその男は
またしても僕の度肝を抜く様な事を口から発した。


"Mr. Vanderbilt?"


余りにも予期していない呼ばれ方をしたので、
僕の思考は渦を巻きながら深い混乱の海へと流れ込んだ。

そんな僕にまともな返答が出来る訳がない。

"Ahh, yes, well, that's not really... Ahh, how do you..."

全く持ってこの男に見覚えがない僕は、何故この男が
スティーブンの姓を知っているのか、何故僕の事を彼の姓で呼んだのか、
そんな“何故”が多過ぎてひたすら目を凝らして男の濃い顔を見つめた。

戸惑う僕に救いの手を差し伸べすかの様に、男はこう言った。

"Mr. Vanderbilt from the hospital?"

病院。。。 

単純な僕は、
"Ah! Were you one of the nurses at the hospital?"
と口走ったが、直ぐにその未熟な連想は直された。

"No, I was one of the patients! I was in the bed next to Mr. Vanderbilt!"


あああ!!
ん? 誰だっけ?

分かったと思ったけどやっぱり分からない。

スティーブンが入院していた1週間の間、
7人部屋の患者は何回も入れ替わった。 恐らくその内の一人だろう。
そりゃスティーブンの名字は分かっても僕の名前を知らないのは当然。

その繋がりがやっと判明したけど依然と誰だかは思い出せない。
が、この時点では分かった振りをするのが礼儀だろう。

数分ほどお互いに退院後の回復経過を報告し合って、
双方の最善を祈りながら別れを告げた。 

それにしても狭い世の中だ。
もうスティーブンが退院してから一年以上経ったんだ。。。


ところで、どこだ、Florence!?

携帯でメールと入れると直ぐに返事が返って来た。 

「どこにいるの? Les enfants terriblesで待ってるのよ。」と。

違うでしょー!! 
それはこの前、今日は La sixième heureって自分で決めたんじゃん。

寒い歩道で身を凍らせて待つ事、計25分後、やっと来た。 

初めて来るこのカフェ、なかなか可愛らしい落ち着く雰囲気。
待ち惚けたら偶然。。。_c0201334_18262262.jpg

とは言っても、僕達が入った時点では乳児園の様に赤ん坊達が
泣きわめいていたけど。 新ママ達のたまり場? 

美味しそうなタルトが数種類あるのを無視してお茶だけ頂いた。
待ち惚けたら偶然。。。_c0201334_18255232.jpg

僕はレモン+ショウガ茶。
うーん、想像とちょっと違う。。。 いまいち。。。

Florenceは良く分からないお茶を注文。 
一口貰ったけど、味も香りも「正露丸」!!
思わず「うぇえ」って叫んだ僕だけど、彼女はこれが好きみたい。

その後はお茶しながらタコの話しをして盛り上がった変な二人でした。

La sixième heure
6 place des Philosophes
1205 Genève

帰宅して、早速スティーブンにこの話しをすると、
やっと誰だか分かった、さっきの人。

スティーブンの入院期間の終わりの方に窓際のベッドに居た、
どこか南米の国のプロパゲンダのTシャツを来た青年だ。

老けたなー、彼。 ドレッドロックスに白髪が混じっていた。

それにしても、よっぽど思い出したく無かったんだろうな、僕。
スティーブンが入院していた時の事。 

一年経った今、胆嚢無しでもケロッとしていうスティーブンを見て、
『命って尊いな』、『健康って大事だな』って渋く実感する僕でした。


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by yas-unprescribed | 2010-10-26 18:42 | 日本語

気まま我儘に生きるYasの人生を、正直率直に、そして飾らなく語るブログです。 This is a blog where Yas talks about his life in a foreign land seen through his bizarre and frivolous, yet sincere eyes
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